技術担当:服部
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新着情報
(平成30年3月28日時点)
① PDAT2型最新版ソフトウエア
最新版V1.4のインストーラと概要説明書をアップしました。
② PDATシリーズ情報を更新
製造データ自動転送無線ネットワークシステムPDAT1型の詳細をアップデートしました。
③ PDMSシリーズ情報の更新
マイコン搭載型測定子機の試作品情報を掲載致しました。
製品販売に付いて
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品質保証と製造物責任
PDNWシリーズの製品は特殊な環境の状態を自動的に測定する事を目的に開発された装置です。
特殊な生産現場、特に温度が高い場所が測定ターゲットです。
高温になる設備が稼働している部屋、例えばハンダ槽や溶解炉等が置かれている部屋の温度条件やその他の条件が測定対照となります。高温を発する設備が置かれている生産環境では作業者の健康や火事への対策を含めて温度トレースデータを取ることで生産現場の環境維持に効果を発揮します。
温度センサーとして熱電対を使用しています。
本装置はK型熱電対に対応するインターフェースを標準で装備しています。熱電対は常温近辺の温度制度が半導体温度センサー劣る事や専用の回路が必要なことから近年は温度センサーとして経営され気味ですが、その強みは測定範囲の広さです。半導体温度センサーは摂氏100度程度迄しか測れないのに対し、K型熱電対は公称で切歯600度近辺まで測定可能です。
本装置で使用している熱電対は長さが60cmと通常よりも長く、リードも2mと長く測定点から測定子機を離して設置できるよう設計されています。
測定子機ケースに難燃性素材を用いたケースを使用
当社の製品で常温で使用する製品とは異なり難燃性素材を用いたケースを標準装備。高温による装置の変形や故障を防ぎます。但し、難燃性と言っても使用環境により変形や溶け出す可能性は御座いますので測定子機を設置する環境にはご注意ください。
本装置使用の半導体部品は全て自動車用基準品を使用しています。
使用している半導体の温度耐久性は稼働最高温度が所謂自動車用基準(摂氏-40度~切歯85度迄)品を使用しています。従って、電子回路に限って言えばこの範囲であれば正常に稼働します。しかし、測定子機のケース温度耐久性やその他の要因を含め、できるだけ常温に近い温度で測定子機を運用することをお勧め致します。
ハンダ槽や溶解炉です
熱電対を溶解したハンダの中に差し込んで温度分布の測定や温度の経時変化をみる場合や溶解した材料の温度測定などが測定ターゲットです。
物質は温度分布を持つ為、一点測定では全体を把握できない。
通常、製造装置の温度管理システムは局所的な部分の温度測定で管理を行っている場合が多いです。常温との差が大きい場合に顕著に表れます。特に流体の場合、温度分布は複雑で、一点測定では全体的な温度分布を把握できません。しかし、温度を一定に保つ事が製品品質の安定につながりますので、本装置が複数点で温度測定を行う事で温度分布を把握することができます。
高い温度を測定できるものが無いので作って欲しい
展示会で当社のブースに来られたお客様の内、ハンダを扱う業種の方や溶鉱炉に関わる方から高温測定の必要性を伺いました。市販品として摂氏100度以内なら選択肢は多いが、それを超える製品となると選択肢が限られてしまう。温度計に熱電対を使用する製品を作って欲しい。
温度以外のニーズは少ないが、今後出る可能性はある
測定対象として温度は非常に大きい必要性を占める。その他に圧力や濃度等の測定ニーズもあるが、限定できない。そこで本装置は温度以外のセンサー用インターフェース回路とコネクタだけを装備することで製品化に至った。