環境変数監視無線ネットワークはその愛称を環境ネットトレーサーと言い、半田槽で溶解している半田の温度変異を監視する装置です。　センサーにはＫ型熱電対を用い、温度測定範囲を0度～400度として、分解能0.18度の高精度で測ることができます。
無線ネットワークの制御や測定した温度データの管理は全てパソコン上で走る専用ソフトウエアが管理し、最小限のステップで装置全体を操作することができます。また、従来ハードウエアで行っていた様々な処理をパソコン上で行う事でハードウエアの簡素化とコスト面での優位性を確立しております。

本装置も他のモデルと同様、オンライン監視機能とトレーサビリティ用のデータ保存機能を持ち、半田温度の管理に付いて許容最大値と許容最小値を設定することで、この範囲を測定値が逸脱した場合はパソコン上に警報が表示され、異常を知らせます。また、測定されたデータは一定の間隔でパソコンのハードディスクに保存され、必要になった時に呼び出すことが可能です。

　本製品は試作品の段階の製品です。測定可能な環境変数は温度と電流で、温度はK型熱電対を用いて測定し、電流は専用の小型非接触式電流センサーを用いてします。測定範囲は温度が摂氏ー45度から255度の範囲、電流は直流・交流を問わず０～２０Aです。

１型の315MHz帯無線機から2.4GHz帯無線に変更する事で通信速度と通信エリアが拡大し、より高性能な測定ができるようになりました。エネルギー不足に伴う仕様エネルギーの管理を行う為に必要な２変数である温度と電流（機械やエアコンが使用する）を管理することで、省エネに係わるアプリケーションや野菜工場の環境管理等に使われることを目的とした装置です。

PCNW １型は温度センサー（熱電対）を２本又は温度センサーを1本と電流センサーを１本を搭載できる仕様を持つ、無線センサーネットワークです。センサー種の切り替えは内臓スイッチで行います。

通信には３１５MHｚ帯特定省電力無線機を用いて、0.25ｍWで近距離のでデータ収集を目的とした装置です。微弱な電波を用いて秘匿性高い環境データの収集を行うことができます。

無線機としてはRFM社製DM1810-314を使用しており、電池駆動でも十分可能な超省電力の受信機能を備えた子機構成になっております。