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(平成30年3月28日時点)

PDAT2型最新版ソフトウエア

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 製造データ自動転送無線ネットワークシステムPDAT1型の詳細をアップデートしました。

 

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PDMS型製品のコンセプト

 PDMS製品はマイコンと不揮発性の外部メモリと搭載したことを特徴とする無線ネットワーク製品であるが、この製品が検討された背景は大きく分けて2つの理由からなる。

①従来の無線モジュール主体での製品はその性能が無線通信規則に制限される。

②無線通信には通信距離に限度があり、子機と親機が通信圏内にないと通信できない

この2点を克服する目的でPDMS製品の開発が行われた。

PDMS製品が克服しようとした問題点

通信規則によるデータ収集の間隔制限の打破

 電波法では混信を防ぐ為に送信機が信号を発する前にバンド内に既に通信が行われていないかを確認する為の傍受、つまりキャリアセンスを0.1秒取ることが義務付けられている。従って、この制限がある限り測定間隔を0.1秒未満に縮めることはできない。しかし、測定間隔0.1秒未満の高速スキャンを要求される事例が多くあったが、これに対応ができなかった。

子機と親機が通信圏外に行った場合の測定継続

 無線モジュールの機能を使った通信システムでは通信圏外に行った場合は親機からの命令を子機が受信できない為、測定が途絶えてしまう。また、測定したデータを子機が送信しても親機が受信できない場合もある。通信圏外では無く、通信環境が一時的に悪くなった場合もありうるので、通信ができない場合に測定が途切れると言った問題があった。従って、一時的に通信ができなくなっても測定を継続し、データを保持することが重要になる。

問題点と解決策

独立したマイコンによる自立測定

 測定が継続できない原因の一つに希望する測定を行う命令がない事にも由来する。マイコンはADコンバータやカウンターなどの測定装置を内蔵しており、それらの測定装置をマイコンをプログラムすることで思い通りの測定が可能になる。マイコンには数μ秒で測定ができるものがある為、高速データ収集が可能となる。またマイコンにはUARTと言われるシリアル通信機能を備えているため、高速収集したデータをUART経由で無線機に送り、無線機はその文字列を親機に送ることができる。

しかし、高速収集したデータも一時的に保持しておく記憶装置がないと役目を果たせない。

不揮発性メモリーによる測定データの一時保管

 高速収集したデータや通信圏外離脱時のデータ収集には一時的にデータを保管しておく記憶装置が必要になる。それには不揮発性のメモリーを搭載して、マイコンがデータの一時保管場所として用い、親機と子機の通信が回復した後に一時保管されていたデータを親機に送ることができる。この様にすることで大事な測定データを失わず、測定を完了することが可能になる。

PDMS型のハードウエア構成

 現在作業中